建設

高力ボルト不足の原因と現状!鉄骨業界(建築)はどうなるのか?

建築業界では建築鉄骨や橋梁で使う強力ボルトが調達できずに業界は以前と騒然としています。この問題は去年から発生しており新聞でも取り上げられるほど大きな問題となっていることから建設業界だけでなく、一般的な入手として取り扱われるようになっています。

ボルト不足の現状と原因は?

現状、高力ボルトの納期は以前6ヶ月から12ヶ月と異例の状態が続いており、製作工場では高力ボルトの調達に苦戦しています。

しかし、品薄状態の解消はまだ見通しが立っていません。
製作工場を悩ますボルト不足の原因はメーカーの生産能力が追いつかないと言った原因も考えられているが、根本的にはこれが原因ではありません。

また、大型案件などで使う高力ボルトを事前に大幅に水増し発注する業者や架空の案件でボルトを発注する業者も現れました。

これが主にボルト不足を招いている原因です。

このような状況から一時期はフリマアプリのメルカリで強力ボルトが高額で売買されるような事態も起きています。

一番困っているのは誰?

特に困っているのはグレード以下の小さい製作工場です。建方までの準備期間が短いため、必然的にボルトを調達する期間も短くなり、建方までにボルトを調達できなくなる可能
性が高くなっています。

M グレードの製作工場によると大型のプロジェクト案件が重なった場合にはそちらを優先されてしまうためかなりの確率でボルトが入ってこないと言います。

また、ボルトメーカーやボルト商社のやり方であるが多くの高力ボルトは大型のプロジェクト案件やオリンピック関連の物件に優先的に使用されており、小型案件は後回しとなっている可能性が高いです。

メーカーの対応は?

主なボルトメーカー

・日鉄ボルテン

・日本ファスナー

・神鋼ボルト

・日亜鋼業

建材メーカーでは取引先からの受注方式の見直しを行っており在庫販売方式から受注時に製造工器を考慮した動機を明確にする方式に変更しています。

これによって計画的な受注や生産を行うことで非常に安定的に供給できるようにする動きです。

しかし、メーカーがこういった対策を行う一方で高力ボルトの品薄は去年を起点に事態は予想を越えてさらに悪化しており、注文に対応できなくなったメーカーは一時注文を受けることをストップしていました。

これによって鉄骨商社や製作工場は見積もりを提出することすらできない状況になり、従ってゼネコンも入札することができない案件も多発しました。

まとめ

このようなボルトを調達できない現象が起きているため物件の遅れや計画中止が出始めてきていいます。また、s造で計画されていた案件が rc造に変更されるようなケースも出てきており鉄骨需要が高まっている中急激に冷める要因となりかねない事態となっています。

建設業界はこのボルト不足を大きな問題と捉え建設業界が衰退しないよう鉄骨業界だけではなく建設業界全体として問題を根本的に解決する方向に動くべきだと感じます。