建設

大手ゼネコンの下で働く電気施工管理技士が語る!仕事内容と1日の流れ

 [電気施工管理とは?]

初めにそもそも(電気施工管理ってどんな仕事?)というところから説明していきたいとおもいます。建設業の中にはいろいろな業種があります。

その中でも電気を専門とし、工程管理、安全管理、品質管理を行い、電気工事の円滑な進捗を図るのが主な業務となります。

ではその業務の内容をいくつかに分けて説明していきたいと思います。

 [工程管理]

建設業の現場では工事着工前には大まかな工程(月間工程表)が制作されています。
それに沿って作業を進めていきます。

一度でも建設現場を見た方はお分かりになるとおもいますが、なにもない土地から建物が出来上がっていきますよね。ですので一番の敵は天候です。

電気工事はどの現場でもそうですが、建築物に付属するものですから電気工作物を単体で進めていくということはあまりありません。

例えばコンクリートの中に配管を打ち込みたくても雨でコンクリートが打設できないと先には進めなくなります。ですから週間天気予報などで細かな工程を決めなくてはなりません。

そのため1日に一回だいたい昼くらいに各担当者が集まり明日、ないし23日後の工程を決める会を開きます。その時に大切なのが必ずしもこちら側の意見が通るものではありません。

どの業者を優先させるのか、どのタイミングで作業をさせてもらえるのか、全業者で話し合います。

管理者は事前に職人さんとも打ち合わせをしていくのですが、要望が通らないときはかなり文句を言われたりもします

職人さんの意見を通してあげたいのですが意見を押し通すと他業者と険悪になりますし、なんでもYESマンではかえって職人さんの信頼を失いかねないのでこの駆け引きは思ったよりも神経をつかいます。

 [安全管理]

皆さんの中には建設業は危険な職種だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

何層にも積み重なっている足場、クレーンが何台も動いていたら近寄りがたいですよね。

実際建設現場の中には危険がたくさん潜んでいます。職人さんが作業にかかる前に現場を視察し危険作業がないかを確認していかなくてはいけません。

職人さん個人にも安全には配慮していただかなくてはいけませんが、まず危険の芽をある程度摘み取っていくのも安全管理の大切な業務です。

あとはパトロールなどを行い危険作業をしていれば、注意したり是正を求めなくてはなりません。

あまりにも頻繁に見受けられたり、是正が行われちない場合は周知会を開き職人さん、場合によっては事業主を交えて是正をしてもらわなくてはいけません。

パトロールまでと思うかもしれませんが人命に関わる事故を防ぐのが目的です。どんなに忙しくても安全だけは管理者、職人さんも手を抜いてはいけないのです。

 [品質管理]

なんといっても物を造っているので品質は大切ですよね。

品質を確保するためにはいろいろなことが絡んできます。

まずなぜ品質が落ちるのかと言うことです。これはどの業種にも言えることですが、工程が縮まったりひどくなれば突貫になるとそれに比例して品質は落ちていきます。

工程が縮まると注意しなくてはいけないのが材料の手配になってきます。

当初の工程では二週間先だったものが来週になってしまうと予定より一週間早く納品しなくてはならなくなります。

現場では珍しいことではないので必要な資材は前もって卸屋にストックしておくのが大切になります。特に納期がかかるものもありますので卸屋との連携はとても重要です。

また大量に現場に搬入する際は他業者との打ち合わせをして、スムーズな搬入計画を立てなくてはなりません。

間に合わないからと言って類似品を使ってしまうと契約違反になるおそれもでてきますし、それ自体が品質を落とすということになってしまいますね。

職人の手を止めず円滑に作業してもらうには大切な過程です。

 [管理者の1]

いろいろなことをお話ししてきましたが一日の流れをお話しせます。

朝には朝礼がありますので作業計画書を作成します。

そこに作業員、人数、危険予知などを記入して朝礼前に提出します。朝礼終了後はミーティングを行い作業開始となります。

職人さんからの要望があれば図面を制作、現場で不備がある場合は現地で打ち合わせをします。昼食前か昼食後に昼会を行い工程を話し合います。

明日の作業に搬入がある場合は昼までに申告しなくてはいけない場合があるのでそれまでに搬入計画書を作成しなくてはなりません。

そして15時の職人さんの休憩の際にその日の最終の資材の発注を聞かなくてはなりません。

翌日発注ではその翌日になるものがあるのであるないに関わらず必ず打ち合わせしなくてはなりません。

職人さんの残業がない場合は17時すぎに職人さんが帰宅すると元請けに終了報告をしにいきます。あとは図面整理、工程表の作成、事務処理などを行い帰宅します。

 [最後に]

いろいろなものを管理する立場なので目に見えないものがたくさんありますが、管理者、作業者が一つとなり成り立っているのが建設業です。

私も作業者のときは楽そうな立場にみえましたが、今となり思うのがお互いに思いやりをもって接することが大切だとおもいます。

建物を竣工させるというみんな同じゴールに向かって作業する仲間と言う気持ちをわすれないことが大切だとおもいます。