建設

合格者が教える!二級建築士合格の勉強法 《文系の私が二級建築士試験に合格するまで》

思い返せば私は小学生の頃から算数が苦手でした・・・

九九を覚えた順番はクラスの中でも下から数えた方が早いくらいだったし、

中学校の頃は常に数学は平均点以下。

高校では最初のテストとその次のテストくらいはクリアしたかも知れないけど、

それ以降はおそらくずっと欠点。

専門学校に至っては、欠点しか取っていないのでは・・・?

というくらい理数系が全然ダメ。

当然、構造力学の成績表は地獄絵図のよう。

高校の頃は古文や現代国語で全クラス1位だった事もあるくらい文系には強いのに、この落差は・・・。

 

そんなゴリゴリの文系の私が、二級建築士に合格するまでの道のりを紹介します。

 

受験するタイミング

 

1番選択を誤ってはいけないのはココだと思っています。

というか私はここを誤りました。

 

大学や専門学校など、勉強に集中できる環境下で受験をするのがやはり1番合格に近いでしょう。

就職して1・2年目では試験勉強に集中出来る環境や余裕などはほとんど無いです。

 

私が通っていた専門学校では、2年制で卒業して就職するか、

3年制へ進んで二級建築士試験を受けるかを選択出来たのですが、

私は勉強できないくせに就職を選んでしまった。

何故ならもう勉強したくなかったから・・・

そこが大きな選択ミスでした。

結局、就職してからは仕事でいっぱいいっぱいで、自力で試験勉強など出来る訳もなく。

 

改めて二級建築士試験の為の資格学校に通いなおす事にしたのです。

 

学科試験というハードル

 

最初のハードルにして、私にとっては最大の難関である学科試験。

特に建築構造が最大の問題点。

さらに、この問題点を克服しようとすると、他の学科を勉強する時間が全然足りない!

様々な問題点をどう乗り越えていくのか。

まずはとにかく構造が出来なさすぎて、試験対策の計画すら立てられなかったので、

構造計算を1つでも解けるようにするところからスタートするしかありませんでした。

 

建築構造の試験勉強

 

解答例を見て、計算式に答えまで全て出揃っていても、

なぜそうなるのかがまず理解出来ない私。

ここまで理解できていないレベルになるともはや自力では無理です。

公式の使い方や解き方、計算方法はほぼ1から資格学校でじっくり教えてもらいました。

そして過去問を何度も何度も解いて、出題形式や図形、計算式に慣れる、というのを地道に続けました。

 

理解出来ないから、全部覚える

 

と言う方が正しい気がします。

・・・計算問題なのに。

 

とにかく

「こういう問題だったらこの計算式」

「こういう図形だったらこの計算式」

「これを求める問題はこの計算式」

という様々なパターンを覚えるやり方でした。

ひっかけ問題がもし出たら、見事にきれいに間違いなく引っかかるであろう諸刃の剣・・・

 

法規、計画、施工は余った時間で

 

せっかく構造で点数が取れたとしても、

構造以外の学科で点数が取れなかったら意味が無い。

勉強しないわけにはいきません。

こちらも過去問をたくさんこなす事で覚えていくくらいしかないのですが、

やはり問題の言い回しが難しいので、問題と答えだけを記憶しようとしても、似たようなニュアンスの問題で間違えてしまうの

その対策としては、

 

答えとその理由 を覚えること。

 

覚えやすいのはもちろん、思い出すのにも効果的な記憶方法でした。

これならひっかけ問題にもうまく対応出来ます。

 

あとは本番の試験で、ヤマが当たることを願うばかり・・・

 

製図試験

学科が受かっても製図試験で落ちる人も当然たくさんいます。

とは言え、学校に通いながら受験となると、周囲の合格率がそこそこ高くなってしまうので、やっぱり自分も何とか受かりたい!

 

製図試験対策も学科とほぼ同じですが、

とにかく図面を描く描く描く描く・・・

学科試験が終わってから製図試験まで2ヶ月しかありませんが、その2ヶ月はもう

ペンだこはすごいし、服の袖はぜんぶ真っ黒、手は痛いし腕は痛いし、

正直言って、仕事でもあんなにたくさんの図面を描き続けた事は無いくらいです。

 

製図試験の難しさ

 

常に苦労したのは、私は一度集中が途切れると、図面を読み取るスピードや描くスピードが極端に落ちてしまう事でした。

私の集中力は、図面が半分ほど描き上がった辺りまでしか維持できなかったので、

そこから先が時間と忍耐力との戦いでした。

集中力を継続させるのは、試験対策として図面を何枚も描く上で多少は出来るようになりましたが、

やはり後半は常に苦しみながら図面に向かい続けていました。

 

試験までの2ヶ月の間は、1枚でも多くの図面を練習で描け!

これは受験の経験者の誰に聞いても口を揃えて言われました。

 

資格取得後に設計士として数多くの図面に関わりましたが、やはり、

たくさんの図面を見て描いた経験は、図面作成のスピードアップにかなり繋がっていると改めて実感しました。

 

まとめ

 

・勉強が苦手という自覚がある人は迷わず学校に通う

・計算が苦手ならパターンを暗記

・答えだけでなく、その答えになる理由も覚えた方が記憶しやすい

・製図は内容や図面のキレイさよりも、とにかく課題どおりに描き切る事が重要

 

私は就職後に資格学校に通い直して二級建築士試験に挑みましたが、

同じ時期に同じ資格学校に、専門学校の同級生だった人が通っていました。

同級生だったはずなのに、その人は一級建築士受験コース。

 

やっぱり取りたい資格は早いうちに取っておいた方がいい!

何歩も先を行くかつての同級生の姿を見て、

後悔も含めてしみじみそう感じたのでした。