建設

大手ゼネコンの年収が高い理由を元大手ゼネコンの社員が暴露

はじめまして!!
私は、以前大手ゼネコンで働いていた経験があり、そのときに得た知識や経験をここでは書いていこうと思います!

今は別の仕事しているのですが、私は新卒でゼネコンに入社して、東京の超高層の商業施設融合のマンションの建築に携わっていました。
この記事では、そのときの体験談や経験を踏まえて、大手ゼネコンの年収というテーマについて書いていきたいと思います!

ゼネコンの大手5社と呼ばれる、「鹿島建設」、「大林組」、「清水建設」、「大成建設」、「竹中工務店」の平均年収は、約1千万円だそうです。
スーパーゼネコンより売上が低い他のゼネコン(大手ゼネコンや中堅ゼネコン)と呼ばれるゼネコンも給与は高いです。

これは、一部上場企業の平均年収620万円と比べて約1.5倍ということで、かなり高い部類に入るといえるでしょう。

では、一体なぜ、ゼネコンの年収はこれ程までに高いのか、理由が気になるところです。
そこで今回は、ゼネコンの給料がなぜ高いのか解説します。

大学卒の総合職が多いから

ゼネコンのビジネスモデルは、クライアント先(官公庁や、地方自治体、お金がある人etc)から請け負った建設内容をそれに適した下請け業者に割り振ることで工事を進め、その中間マージンを受け取るのが一般的です。
一見すると商社と似たビジネス構造ですが、そこに研究や建築デザイン、設計、現場監督などの機能が付加されたものと考えればよいでしょう。
これらは全て専門的な知識や資格が必要となってくるので、大学を卒業した人材が求められるのです。

労働時間が長く残業が多い

ゼネコンの仕事は、残業も多く非常にハードです。
特に、現場寄りの工事監督責任者や設計、デザイナーなどの職種は、常に多忙です。
そのため、現場状況により月の残業時間は大きく変わりますが、繁忙期がなくても月の残業時間が80時間を超えることもあります。

よって、年間の残業代だけでも、かなりの金額になってきます。
またそれに加え、早朝や深夜残業と休日出勤の手当も加算されます。
ちなみに、建設業界は、他の業界に比べて残業代の払いは非常にいいのも特徴です。

ところが、勤務時間は80時間以上なのが実際のところです。私の働いていた現場は、会社の規則(今は働き方改革という法律が制定されてかなり厳格になっている)で80時間と申請していますが、リアルな残業時間はおそらく100時間は超えていたと思います。

有給休暇もあってないようなもので、本社には「この日は有給休暇なので休みます!」と休みの日を提出していましたが、バレないように出勤していました。悪く言えば本当にブラックな業界だと言えます。

しかし、全員出勤している日でさえも残業しているのに、休むとなるとその人の業務の代わりを誰かが受け持ち負担が大きくなります。ということは必然的に誰も休めません。

休日出勤は当たり前

サラリーマンは土・日曜日を休んでも、有給休暇を取っても基本給が設定されているため月給が大きく変わることはありません。

しかし、現場で体を動かして建物を作っている職人たちは日当で給料を貰っています。今まで月曜日から土曜日まで働き、週一日の休みで生計を立てているので職人たちの賃金は土曜ありきで成り立ってきた訳です。

ここで週休二日に変わってしまうと毎週1日分の収入が減ってしまうのです。
仮に職人さん1人の1日あたりの給料を1万円とした場合、週休二日になることで4日分のお金が支払われなくなるため、月のお金は4万円減る事になります。

この月は週休二日にするから、その分の4万円は減額します!と言われれば生活が苦しくなり、不平不満の文句の嵐になると思います。
誰もが、お金は欲しいですもんね!

この2つが週休2日を導入し辛い理由です。

手当が厚い

一般的な企業にある通勤手当や、住宅手当、役職手当といったものとは別に、ゼネコン特有の手当もあります。例えば、現場に近い従業員に対しては、現場手当のようなものも加算されることがあります。

また、前述した通り、ゼネコンの現場で働いている社員は終電で帰れないこともしばしばです。そのため、現場の事務所で寝泊まりしたり、現場近くに会社経費でマンションを借りて生活します。
となると、家は不要となるケースもザラです。住宅費がかからないとなるとこれは相当な固定費減額になりますね!

そして、現場での仕事は、危険と隣り合わせであることから、このような手当があるのでしょう。したがって、給与に加え残業と各種手当を加えると、年収が1.5~2倍程度になることも珍しくはないのです。

海外勤務や離島勤務の場合はさらに手当はつきます。生活するだけて危険なので当然のことだと思います。これは金銭的な面で言えばプラスかもしれませんが、生活水準が下がり、とても不便な生活を強いられているとも言えます。

平均年齢が高い

基本的にゼネコンで働いているひとの年齢層は高い傾向にあります。
建設業はバブルの時代に大量に従業員を雇っているため、その影響もあると思います。
他の業界の平均年齢と比べておよそ5〜10才は高いこともあってその要因で年収を押し上げているともいえます


労働時間が長い

ゼネコンと建物を要望したお客さんとの契約で何月何日に建物が完成して、いくら払うというのが最初に決まっています。

じゃあ、前もって工期が長くなるように契約すればいいじゃん!と思うかもしれませんが、受注産業ではそれが厳しいのが現状です。

皆さんが車や家やパソコンなど金額の高い、高額な商品を買おうとする時に何店かの店で価格を調べて安くて信頼のおける店で商品を買うのと同じで、建物を建てたいと考えている会社はゼネコン数社と商談をして競争させ、1番条件の良いゼネコンと契約をします。

この競争で勝つ為には少ない日数で安くて実用性のある提案をしないといけません。ここで、工期を長くするということは競争相手に勝てない事に繋がってしまうため、最低限の工事日数しか確保できないのです。

まとめ

ゼネコンは給料は高いですが、割にあったよい職業とは言い難いのが現実です。
平日は3分の2は仕事で、休日も返上で働くことを強いられます。
また、優秀休暇も取得しづらいとなると、時給換算するとコンビニで働いている方がましだと言えます。


しかし、建設が好きな人にとったらやりがいを非常に感じる職であるのでそういった人にはおすすめな業界です。

建物が徐々に完成していく様は本当に圧巻です。日々現場が建物に近づいてくことを間近に感じられるのでとても面白いと言えるでしょう。

向き不向きは自分で見極めて、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。