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建設

現役の電気施工管理者が語る!スーパーゼネコンのリアルな比較とは?                           

これから私がいままに従事したことのあるスーパーゼネコンを3社お話しいたします。その際A社、B社、C社で表記しますが会社の頭文字を表すものではありません。

スーパーゼネコン [A社]

今からお話しするA社は私がいままで一番多く携わらせていただいたスーパーゼネコンです。
だいたいどこのスーパーゼネコンも品質、安全をスローガンに掲げておりますがA社は品質に特に力をいれている企業という印象を受けます。

大抵のスーパーゼネコンは建築の管理者をおき、電気、設備などは下請けが管理者を出し工事を進めていきます。

しかし、A社は各部門に管理者を設けており元請けであるスーパーゼネコンが一括して管理しています。各部門に管理者がいるので明確な答えが出やすいのですがメリットとデメリットもあります。

メリットは他社とは違いわれわれ下請けの担当者から上がった問題点などを元請け社内の担当者で最終決議をしてもらえるので下請けの担当者の負担は軽減されます。

工程管理も共同で行うため一人では見落としがちなところもフォローしてもらえます。また、節目ごとの検査も元請けの担当者が事前に行いますので、検査での是正はかなり少なくなります。

その反面デメリットもあります。各部門に担当者がいても所詮元請けと下請けの関係はかわりません。
われわれの意向も元請けの担当者を通さなければ議題に持ち込めないこともしばしばあります。急を要する議題のときには説得するのに日付が変わってしまうこともあります。あとは人件費です。
各部門に担当者がいるということは人件費がかかるということです。元請けも入札の際には他社より安い見積もりで仕事を取ってきています。
ですから、それだけ人件費をかけるということはわれわれ下請けの請負い金額も少なくなってしまいます。
元請け担当者がいるからといって下請けが担当者を出さないというわけにはいかないので下請け業者は、工数、材料費を削り利益をださなければならなくなります。

スーパーゼネコン[B社]

B社は工程の短縮化に力を入れている企業である印象があります。この企業は担当者は最低限でフル稼働といった感じです。

節目の検査の際には各部門の担当者が支店などからきて検査をおこないます。
しかしこの企業は他に比べて検査が驚くほどあります。本検査までに二回検査を行いその都度是正し、本検査での是正をなくすという意向らしいです。

その検査があるため本検査の最低一週間前に作業を終わらせなくてはなりません。

しかし、工期短縮を図るとやはり品質面は低下する傾向になるので本検査でも多少の是正はでてしまいます。B社自体の工数はかなり少なく済みますが下請けは工期が短縮されるので残業、工数をふやさなくてはならなくなるため、予算内の工数では賄いきれなくなります。

したがってスポットでの人員、前もっての残業を適正に行わないと竣工間際に徹夜という事態に陥ってしまいます。私の印象ではB社が最も下請けの施工管理者のリーダーシップが問われるのではないかとおもいます。

スーパーゼネコン [C社]

C社は最近よくTVのCMでもよく見かける企業です。企業自体もかなり大きな規模なので現場の設備、イベントなどにはかなり力を入れている印象があります。C社の良いところを2点紹介いたします。

一つは季節ごとの休憩所の設備です。夏は暑い中作業している職人さんのために人数に応じた休憩所を設けて空調設備も完備されています。また熱中症対策でドリンクも用意されており、元請けが熱中症に対する予防に力を入れているのがよくわかります。

二つ目は定期的に行われるイベントです。年に二回ほどですが週末に昼までに作業を終わらしその後BBQなどをし、職人さん、担当者、元請けの親睦を深めています。普段言えないこと、相談したいことを言えるいい機会になっていると思います。

あとはC社の特徴をお話しいたします。他の企業でもたまにあるのですが元請けの担当者の中に地元企業から出向して担当者を構成しています。
C社はその割合が元請け担当者2割、地元企業8割といった感じです。将来的なメンテナンスなどのことを考えれば合理的なスタンスだと思います。

しかし、やはり地元企業なので元請けの会社の方針、意向などが違うのでなかなか末端まで浸透しないことが多いと思います。地元企業の方も専属でC社に出向しているわけではないので、工期終了までに現場を離れる方もたまに見受けます。

私の会社でもそうですが単発の業者を使って作業するのは難しいです。着工から竣工までの間に信頼関係が築けるかが鍵になりますね。

 [最後に]

今回は3社取り上げお話しさせていただきましたがどのスーパーゼネコンも形は違っても竣工というゴールに向かうと共に、無災害、品質向上を図っています。ですから私のような下請け施工管理者も歯車の一つとなりこれからの建設現場を支えていかなくてはならないと思っています。